ダイニングのランプシェードを3RD CERAMICSにお願いしてみました

現在我が家のダイニングの照明は引越してきた当初からついている、この蛍光灯照明。

和室の照明

引越して以来ずっと何か良い照明はないかと探しているのだけれど「コレっ!」という物が見付からず、ズルズルとこのイケてない蛍光灯を使っています。

この部屋には壁スイッチがないのでスイッチ付きの照明でないと取付けができません。スイッチ付き照明となると既製品ではぐんと選択肢が限られてきて、私の探し方が悪いだけかもしれないけれど、なかなか気にいる物が見つかりません。

ある時ふと、そうだ陶磁器の産地にいるんだから陶磁器のランプシェードはどうだろう?と思い付きました。そこで多治見の陶磁器デザインチーム3RD CERAMICSが「受注制作承ります」とHPに書いていたのを思い出し、作ってもらえるかどうか思いきって尋ねてみました。「出来ますよ〜」の返事を頂けたので、先日、その打ち合わせに行ってきました。

なんだかとっても忙しそうな彼ら。小さな工房にはところ狭しと制作中の作品が並んでいました。そんな中ニューヨーク帰りの!花山さんから現地でのお話しなどを聞きつつ、本題であるランプの依頼を。

オーダーメイドでランプシェードをお願いするだなんて、あれこれ迷ってしまってすぐには希望の形を決められないかなぁと思っていたけれど、彼らの既に持っていた「ある物」の形が気に入ってしまい、もうそれでお願いします!という感じで意外にもさくっと決まってしまいました。そしてもちろんオーダーメイドなのでスイッチ付きの照明器具で作ってもらえます。

とっても素敵な物が出来上がる予感で今からワクワクしています。

オーダーメイドするということ

昨年からにわかに沸き起こっているこのオーダーメイドブーム。一番はじめは革のトートバッグを作ってもらったのでした。その後は長財布、座布団と続き、そして今回のペンダントランプ。

この世にないものをお願いして作ってもらうということ。その過程には作る人に自分の思い描くイメージを伝えるというコミュニケーションの手間(=楽しみ、でもある)がかかるし、出来上がるまでに時間もかかります。正直、完成品を見るまで本当に自分の気に入るものが出来上がるかどうかの確証も持てません。もうそこは作る人を「信じる」というそれだけです。そしてそんな風にしてとうとう自分の手元にやってきた物は、どうしようもなく愛おしく、単なる「物」を超えて、大袈裟に言うと毎日の生活に生きる力をくれたりと、そんな事が私にはあったりします。

平屋のペンダントランプは一体どんな風に仕上がってくるのかな。この部屋に蛍光灯ではない灯りをともす日を待ちわびる秋の日々であります。