前を通るたびにその昔ながらのたたずまいが気になっていた多治見 広小路にある床屋さん大砲軒で息子のヘアカットをしてきました。
多治見 広小路 大砲軒原田理容
昭和23年創業の床屋さん大砲軒。なぜに大砲か、店名由来は聞きそびれてしまいました。
夕暮れ時、渋る息子をご褒美デザートで説き伏せての訪問。
店内は想像以上の素敵空間でした。
床は淡い緑と白の格子模様、壁は白にポイントで黒が配されたタイル貼り。
椅子も肘掛に灰皿がついた昔の機内椅子みたいな年代物。
一人で座ることを拒否する息子は結局私の膝の上に座ってカットしてもらい、仕上げはこのように立ってやってもらいました。
愚図る息子にも忍耐強く奥様と一緒になってカットして下さり感謝です。
とっても優しいご主人と奥様でした。
本人かなり不服顏ですが、はい、さっぱり綺麗にカットして頂きました。
タイルが素敵ですねぇと言って写真を撮らせてもらっていたらご主人(おじい様)が「色が違うのは途中で店を広くしてタイルを継ぎ足したから」と説明してくださいました。
濃い部分は昭和23年、薄い部分は昭和32年に貼られたそうです。
おじいさまはタイルを継ぎ足した時からお店に立たれているとのことでしたよ。
このままの雰囲気で永く続いて欲しい大砲軒。夫にも勧めているのでそのうち父と息子で通ってくれたらいいなと密かに期待しています。
大砲軒
多治見市広小路2丁目43
0572-22-4631
道をはさんだ反対側に駐車場有り
年内31日まで営業されるそうです。