多治見でスペイン風に年末年始を過ごす6つの方法 -前編-

2018年初ブログです。
なかなか更新頻度の上がらない町案内ブログではありますが、今年も地道に書いていきますのでよろしくお願いいたします!

とは言え自宅イベント続きのこの時期は町案内ネタも少なく。

ということでこの年末年始、多治見にいながら少しでも夫の故郷であるスペインっぽい年末年始になるようやったあれこれをご紹介です。

1.ベレンを飾る

スペインでクリスマスの飾り付け、と言えば「ベレン(Belén)」です。クリスマスツリーはなくても良いけどベレンは必須です。

ベレンはスペイン語でベツレヘムの意味でキリストの生誕シーンを人形で再現したもののことです。つまりキリストが生まれた日のベツレヘムのミニチュアパノラマ。

こういうのです↓

スペインのクリスマス ベレン
Belén de Sol instalado por la Comunidad de Madrid

それぞれの町に自慢の巨大なベレンがあり、各家庭でも少しずつ人形を集めて増やしていくようです。

昨年我が家に義父からのプレゼントでスペインからこのベレンの主役3人、幼子キリスト、マリア様、サン・ホセ(聖ヨゼフ)がやってきて、今回はじめて飾ってみました。


昭和の平屋空間にはどうにも不釣り合いだとは思いながらも、お三方を飾ると一気にクリスマス感が漂います。クリスマスってイエス・キリストの誕生を祝うものだよね、という日本では完全に忘れられている本来の意味を思い起こさせてくれるので子どもたちにとっても良い教材。

信仰という意味からではなく、もうこれは文化のお勉強という意味で良いと思います。馬小屋降誕セット、キリスト生誕セットで検索するとネット通販も出てきます。

2.大切な人たちを特別な料理でもてなす

家族で集まって食事をするのがスペインのクリスマス。しかしこってり料理が苦手な私の両親には少々ヘビーなので今回は友人家族を一家族ずつランチとディナーに招きました。

23日のランチには赤ピーマンに鱈を詰めたものやスペイン風オムレツなど少しカジュアルに。
スペイン風クリスマス

24日のディナーはかぼちゃスープ、エビのアヒージョ、エビのグリル。


そしてメインは骨付きラム肉のロースト。夫が頑張って作りました。

スペイン風クリスマス

柔らかくて、よく味がしみていて本当に美味しかったです。

スペイン風クリスマス

特別な手料理で大切な人たちをもてなす。スペインに行くと私たちはいつもご馳走を頂くばかりですが、こうして準備する側にまわってみて改めて、いつももてなしてくれるスペインの義家族の温かい気持ちを思うのでありました。そして気持ちを込めて準備したものを大好きな人たちに喜んでもらえるということはまたかけがえのない幸せであることを知りました。クリスマスの精神ってそういうことなのかもしれません。

骨つきラムもも肉、今回は The Meat Guy というサイトで注文しました。注文したらすぐ冷凍で届きますよ。

3.ドゥルセ・ミーナにスペイン菓子を注文する

スペインではクリスマスケーキというものはなくチュロンとかポルボロンとかの伝統的なお菓子を食後に食べます。スペインで食べた時に特に美味しいと思ったこともなかったのですが、離れてみるとやっぱりそれがないと淋しい気分になります。

ということで今年は茨城にあるスペイン菓子工房ドゥルセ・ミーナにクリスマス菓子の詰め合わせを注文しました。

スペイン菓子工房 ドゥルセ・ミーナ小麦粉、砂糖、ラードにアーモンドなどを混ぜたお菓子です。包装紙の感じもスペインそのまま。

ドゥルセ・ミーナさんのお菓子はスペインで食べるものより甘さ控えめな感じがして美味しい気がしましたよ。

スペインのクリスマスは1月6日まで続くので、我が家にはまだまだクリスマスツリーが堂々と居座っております。後編をお楽しみに。