一泊二日で飛騨高山旅に行ってきました。
多治見から車で2時間ちょっと。そんなに遠いわけではないけれど同じ岐阜県であることを忘れてしまうような別世界感がそこにはありました。
スーパー観光地、白川郷
岐阜県民でありながら実は今まで行ったことのなかった白川郷。
駐車場から橋を渡って集落散策に向かいます。
さすが世界遺産。世界中から来たたくさんの観光客で賑わっています。
メインストリートはお土産屋さん街道。
12月中旬。そんなに寒くないかな、と一瞬思ったものの30分も外を歩いていると完全に芯から身体が冷えてきます。
雪がかなり積もっていましたが、歩道は集落の奥の方の細い道まで見事に雪かきがされていました。さすが年間180万人が訪れるというスーパー観光地。
中を見学できる和田家。
古い生活道具の展示。合掌造り特有の光の取り入れ方が美しくうっとりします。
蚕を育てるために合掌造りの家の上階は作られていたようです。
厳しくも美しい昔の暮らしにしばし思いを馳せました。
しかし寒い!
寒くて寒くてたまらない時に食べた焼きたてのお団子の美味しかったこと!
白川郷へ行ったら展望台へ行くのを忘れずに
駐車場は17時に閉鎖になります。すっかり身体が冷えきってしまって日も落ちてきたのでもうホテルに向かおうか、と弱気に。が、意を決して展望台へ向かうことにしました。
展望台へ向かう道は暗く、両側は深い雪。他に車は通っておらずこの道で本当に合ってるの?と不安に襲われましたがそのまま突き進んでみると。。。
絶景!
この写真を撮りたい方は展望台に行くことをお忘れなく。
世界遺産、白川郷。
巨大観光地。
多くの人に見尽くされ、写真に撮られ尽くした景色。
もうそこに本当の意味での生活はほとんど存在しないのかもしれないけれど。それでもアミューズメントパークが技巧を凝らして作り出すフェイクで非日常な世界観とは異なる、かつてそこに本当の生活があったという場の持つ力みたいなもの、それが大自然の景色と一体となってあるということ、そうしたことに人々はどうしようもなく惹きつけられるのだな、と。
冬の白川郷は多くの観光客やお土産屋さんのごちゃごちゃ感も雪がうまい具合に隠してしまうのでより魅力的にみえるのかな、なんてことも思ったりしました。
昭和40年代、この地区の保全に乗り出した住民たちの行動に敬意をこめて。。。
高山市
白川郷を後にして夜は高山市に入りシンガポールから来たBerniceさんに再会!
>>シンガポールのお客様を「多治見・可児・土岐うつわ巡り旅」へ
今回は家族と来日したBerniceさん。はっきり言って日本のことは私よりたくさん知っている彼女。高山も3回目だとか!日本各地を旅してまわっている彼女に岐阜県に住んでいながら白川郷に行ったことがないなんて!と驚かれてしまいました。確かに。
この日は飛騨郷土料理のお店で夕食。翌朝朝市で会う約束をして別れました。
宮川朝市
快晴。
初、朝市。
地元民の市場というよりは完全に観光客向けの場所でしたが、常夏の国の大家族とワイワイお話ししながら楽しく歩きました。
お土産にお餅を買いました。
古い町並みも少しみて。
わずかな時間ながらBerniceさんとそして彼女の家族と会うことができて嬉しかった高山旅。
そして、同じ岐阜県内にこれだけ魅力的な観光地があることを改めて体験してみて色々と思うところがあったり。
この季節に高山を訪れる方、冬の高山旅は防寒をしっかりして出かけてくださいませ。溶けた雪で足元がベチョベチョになるので防水ブーツもお忘れなく!