シンガポールから来日した陶芸家Limさん御一行を多治見・可児・土岐の「うつわ巡り旅」へご案内、の後編です。
前編はこちら
Toufuyaのラテアートで小休憩
訪問予定していたHiomo Cafeがこの日は残念ながら臨時休業。昼食を食べ損ねてしまった皆さんを空腹のまま連れ回すのも気の毒で荒川豊蔵資料館すぐ近くのToufuyaで小休憩をとりました。
近いから、というだけで選んだけれど選んで大正解!
一杯ずつお兄さんがラテアートして下さり、皆さん大喜びでした。
とは言え、次の予定があるので慌ただしくTofuyaを後にします。
Toufuya
岐阜県可児市久々利337-1
0574-56-0688
土岐市 陶芸村 佐々木二郎さんの閑山窯へ
織部や瀬戸黒など伝統的な美濃焼を作る窯を訪ねたい!ただ作品を見るだけでなく作陶の様子を見たい!のリクエストに応えるべく辿り着いたのが土岐市の美濃陶芸村に窯を構える佐々木二郎さんの閑山窯。
快く見学を受け入れてくれた佐々木さんのご自宅。築180年(だったかな)の古民家を移築されたものだそうです。
もうこの雰囲気だけで打ちのめされてしまいます。
こちらにも登り窯があり、まずは窯の説明からして頂きます。
そして工房へ。
足を踏み入れるなり皆さんから「ワォ」の歓声が。やっぱり作品が生み出される現場ってどこを訪ねても何とも言えないパワーがありますね。
佐々木さん、ろくろを回して実演をしてくださいました。
皆さん真剣に見入っています。
削りの工程用にわざわざ乾燥させた作りかけの作品を用意してくださっていた佐々木さん。
持った時のフィット感、茶碗の正面がどこかなど具体的に詳しく説明してくれます。
Limさんも真剣。
釉薬についてなど、まだまだ聞きたいことはたくさんの皆さんでしたが、ひとまずショールーム兼ご自宅の古民家へ移動します。
たくさん並ぶ佐々木さんの作品に圧倒されます。
佐々木さんの作品はこちらで購入することができます。直接話を聞き、作っている過程を見せて頂いた後にご本人から購入できるというのはやっぱり特別な体験だな、と思います。私も一枚お皿を購入しましたよ。
というわけで皆さん大満足の様子で佐々木さんの窯を後にして、無事半日の「多治見・可児・土岐うつわ巡り旅」を終えることができました。
皆さん口を揃えて特別な旅になったと喜んでくれて私もガイドを引き受けて良かったぁと心底思えました。
今回の「うつわ巡り旅」の強力な助っ人
今回の「うつわ巡り旅」、実は強力な助っ人の存在があって無事終えることができました。それは通訳として同行してくれ友人のNさんです。はっきりいって彼女の存在無しではスムーズな進行は無理でした。
熱心に話を聞き、たくさん質問をする皆さんをNさんがしっかりフォローしてくれたおかげで私は写真撮影や電車遅れで乱れたスケジュール調整に専念することができました。
そしてNさん、気軽に依頼を受けてくれたようにみえて実はみっちりと美濃焼について下調べをしてお手製の資料を用意していたんです!これには本当に頭が下がりました。
頼れる友人をもったことに心から感謝です。Nさん、本当にどうもありがとうございました。
そして訪問を受け入れて下さった皆さま、訪問先を探す時に相談させて頂いた方々、どの方々も丁寧に対応して頂き本当に助かりました。ありがとうございました。
この経験をこれからに繋げて、これからもっと海外の人達にこの地の魅力を知ってもらいたい!そのために出来ることをもっとやっていきたい!と改めて思った1日となりました。
Thank you, Bernice!