多治見の夏の暑さを乗り切る方法(メンタル編)

最近地元の陶芸家の工房などをいくつか訪ねてまわったのですが、どこの工房、作業場にもエアコンがあるということはありませんでした。

日本一の暑さを記録することしばしばのこの町で、エアコンのない工房で、さらに窯で焼くという作業をするわけで、その暑さたるや・・・想像を絶します。

summer_music01↑先日訪問させて頂いた多治見の司電気炉研究所さん。若手の作家に期間限定、無料で工房を貸し出している、そのうえ最後にはギャラリーでの企画展も約束されている、という画期的な共同工房でした。駆け出しの作家さんにはとても有難い場所だと思います。窯だけ有料で使わせてもらうこともできるようでしたよ。

 

さて、そんな彼らに励まされ?我が家もエアコン無しの夏を順調に過ごしております。
エアコン、一台だけ居間にあるにはあるんですが、ヒューズが飛びやすいという電力事情の我が家ではなかなかつける気が起こらず。。。ヒューズが頻繁に飛んだせいかは分かりませんがiMacが1台天に召されたという悲しい経験もあります。耐え難い熱波がおとずれたら使おうとは思っていますが、今年は今のところまだエアコン無しで何とかやれております。

そして最近エアコンを使わずに楽しく過ごす方法を一つ見つけました。


※2018年7月追記 堪え難い熱波到来の今年の夏はエアコン無しは無理です。1台のエアコンに家族ですがっております。


それは「ブラジル音楽を聴く」です。

折しもオリンピック開幕間近。ボサノバとサンバだけではない奥深いブラジル音楽の世界にはまっています。暑い国ブラジルの音楽はやっぱりむせかえるような暑さの中で聴くととてもしっくりくるのです!

ブラジル音楽をお供にすれば少々の暑さも耐えられる?
平屋流夏の過ごし方をお伝えします。

まずは朝早い時間帯、今日も暑くなりそうだぁという午前7時ぐらいにはこちらを

Yamandu Costa&Rogerio Caetano

Yamandu Costa&Rogerio Caetano
ギターだけなのにこんなに聴きごたえがあるなんて。
澄んだギターの響きが心地よく、来るべき暑さに備えて少し涼やかな気持ちになれたりします。

こちらはショーロというジャンルの音楽らしいです。

ショーロ(Choro、Chorinhoとも)は、ブラジルポピュラー音楽のスタイル(ジャンル)の一つである。19世紀リオ・デ・ジャネイロで成立した。ショーロという名前は、ポルトガル語で「泣く」を意味する「chorar」からついたと言われている。ショーロはアメリカでは「ブラジルのジャズ」と称されることがあるが、即興を重視した音楽としてはジャズよりも歴史が古い。 wikipediaより

ショーロは管楽器なども含まれる編成が普通みたいですが、このアルバムはその中のギターだけのもの。このYamanduさん、天才ギタリストとして有名。ただこのアルバムではギターの速弾き凄技の連続ばっかりじゃないところが好きです。

微塵も風がふかないジリジリと暑い昼下がり、熱が皮膚にまとわりつくような時には

Milton Nacimiento /Bridges

これはもう声とメロディが素晴らしくて感動的な音楽です。心地よい風の吹く夕暮れぐらいに聴くのも良いでしょうが、うだるような暑さのただ中で聴いても猛烈にしっくりきました。この声が。結局いつ聴いても良いものは良いでしょう。

Sergio Mendese / Brasileiro

もっと賑やかにいきたい時はこちら。
いかにもブラジルな感じで聴きごたえがあります。特に1曲目と2曲目。
暑くてもガツガツ何かに打ち込む時などにはよろしいかと。
皿洗いとかヨシっ!とやる気になったりします。

夕立ちの雷の音が激しくて子供達が「怖い、怖い」と騒ぐので夕飯の支度もままならない時に

Dominguinhos, Sinuca & Oswaldinho

Dominguihos

これを少しボリュームを上げて聴いたら雷の音も聞こえにくくなりこの陽気な感じが子供達に安心感をもたらしたようで、二人で踊っていました。

これはフォホーというブラジル北東部の音楽です。

↓ジプシー音楽のような、素朴でちょっぴり哀愁漂う曲。
フォホーで検索したら出てきました。

暑い暑い町なので町おこしに南米音楽フェスなんてのもいいかな、と以前名古屋のサルサバンドのボーカルの方が言っていたのを思い出しました。
「多治見ラテン音楽フェスティバル」
なんてどうでしょう?いいかも!?

というわけで平屋流、暑さ対策(メンタルのみ!)でした。