愛知県一宮市にあるペルシャ絨毯教室にお邪魔してきました。憧れのペルシャ絨毯を自分で作れるの!?と興味津々です。
さてさて、どんな教室でしょう。
ペルシャ絨毯手織り教室
一宮市にある先生のご自宅が教室になっています。
先生はイラン人ご主人と結婚された日本人女性、千佳子さん。
先生のイランの絨毯教室の卒業証。
証書のデザインとペルシア文字にすでにうっとりしてしまいます。
千佳子さん、ご主人についてイランに行き現地に住んでいた時にたまたま自宅近くに絨毯教室があって、面白そうだったから通ってみたんだそう!
絨毯教室ってどんな人たちが通うのかと思ったら、普通に主婦の方々が習いに来られていたそうですよ。
現地の絨毯教室、覗いてみたいなぁ。
その後日本に戻り絨毯作りもやめてしまっていた千佳子さんですが、たまたま一宮市に引越してきたことがきっかけで再開することになったそうです。
それは一宮市が繊維の町で、地元で糸の入手が簡単に出来ることに気付いたからだそう。
これが一宮のウールの糸。
絨毯はタテ糸は綿、ヨコ糸はウール(もしくはシルク)で作るそうです。
絨毯と言っても、こちらの教室では手軽に出来るミニサイズの物を作っています。
この織り機、何とご主人のお手製。
緻密な作業のため教室だけで完成させようと思うと一つの作品に一、二年かかってしまうこともあるんだとか!
根気のいる作業です。
完成した作品がこちら。
ミニチュアペルシャ絨毯の世界。
手軽に挑戦したい方は写真のような小さいものから始めることも出来るそうですよ。
イランの文化を体験できる絨毯教室
千佳子さんの教室では毎回イランのお茶を頂けます。サモワールで沸かしたイランのお茶はお砂糖(固めの甜菜糖)を口に含みながら頂きます。
イランではどこの家庭でもこうしてお茶を飲むそうです。私も頂いてみましたよ。口の中でふわっと甘くなる紅茶。紅茶はちびちびと飲むものでなく、イタリア人がエスプレッソを飲むような?一杯をさっと飲む感じみたいでしたよ。
ご主人のキャリムさん、実はペルシャ料理教室を主催するほどの料理の腕前。
定期的に絨毯教室の生徒さん達とご主人のお料理会をされているようですよ。
今年の春は生徒さんたちとケバブを屋外で楽しんだんだとか。
イラン文化に興味のある人にはたまらない絨毯教室ですよね。
ペルシャ絨毯手織り教室詳細はこちらです。
ご主人、キャリムさんの料理教室詳細はこちらです。
千佳子さんとキャリムさん
壁に掛けてある千佳子さんとキャリムさんが踊っている写真を発見!
これは日本の国際交流イベントで披露した踊りだそうです。
なんでもイランの結婚式では新郎新婦が皆んなの前で踊るとそれに対してお捻りの形でお祝儀をもらえるんだとか。つまり、踊らなければ祝儀がもらえない!
千佳子さん、日本人が踊っているという目新しさもあってご主人より多くのご祝儀を貰えてしまったんですって。
そんな踊りにアレンジを加えて日本で披露したのがこの踊り。
ビデオでみせてもらったら振り付けが何とも可愛らしいんですよ。一見強面のキャリムさん(失礼!)からこんな愛らしい踊りが繰り広げられるとは!!そのギャップにくすりっとしてしまいました。
とってもチャーミングなお二人。
イランでの暮らしを楽しそうに振り返って語って下さった千佳子さん。イスラム圏という異文化の地でご主人のご実家で暮らされていたことに苦労はありませんでしたか?の質問にも、「主人がしっかりと義理家族との間に入ってサポートしてくれたので大丈夫でした」のお返事。何でも状況を楽しんでしまおうという明るい千佳子さんのお人柄も義家族から愛された理由かな、なんて思いました。
色々とお話し聞かせて頂き、ありがとうございました!
イラン文化に興味のある方に朗報
ここで朗報。只今キャリムさんにお願いをしてイランのお茶とお菓子を頂ける会を企画中です。Hirayaイベントらしく、器と絡めてのイベントになりますよ。詳細はまた決まり次第お知らせしますね。お楽しみに!