マドリードといえば、プラド美術館、ゲルニカのあるレイナソフィア美術館が有名ですが、今回初めて国立考古学博物館を訪れてみました。ガイドブックではさらっとしか紹介されていないのですが、こちらも超必見の素晴らしい博物館でしたよ。
こちら、企画展もあるので全部見ようと思ったら1日はかかってしまうと思います。常設展だけなら入場料はたったの3ユーロは驚きです。(当然子供は無料)
夜20時まで開館してくれるのもありがたい!
(そのかわり日曜は15時閉館なのでご注意を)
では以下、博物館の様子をお伝えします。
Museo Arqueológico Nacional 国立考古学博物館
1867年に設立された国立考古学博物館は国立図書館と同じ建物内にあります。
かつてのスペイン帝国の繁栄ぶりが伺える巨大で豪華な建物に圧倒されます。
先史時代、古代(古代エジプト、ケルト、古代イベリア、古代ギリシア、古代ローマ)、中世(西ゴート、イスラーム)の作品がコレクションに含まれている。wikipediaより
アルタミラ洞窟のレプリカが有名らしいですが、どう間違ったのか私達はこれを完全に見逃してしまいました(汗)ちゃんと予習してから行くといいかもしれないですね。
博物館は2014年に大規模な改装工事を終えたとあって館内は新しくとても綺麗でしたよ。
まずは入り口で巨大なスクリーンがお出迎え。
原始人。
この辺りの展示は「お○ん○んがある〜!」なんて騒ぎながら子供達もキャッキャと喜んで見ていたんですけど。。。
私のテンションが上がる陶器関係の展示が始まると途端に子供達が愚図り始めるのです。。。
ところどころに触れる展示があるので、そんなもので子供達の気を引きつけながら頑張ります。
モザイクの間にただただ圧倒されます。
こちらは1世紀のイタリアのモザイク!
1世紀って。。。
幾何学模様のモザイクは4世紀、北アフリカからスペインに来たモザイク職人達によるもの。やっぱりこういうイスラム文化のミックスがとても好きだなぁ。
陶器もしかり。
この辺り、泣いて暴れる息子を抱えながら、うわ〜好きすぎる〜!と興奮しながらシャッターを切りました。
ムデハル様式(イスラムとスペイン文化の融合)の陶器。
オッ、これはラスター彩。多治見市民はラスター彩を見るとニヤリとしてしまいますね。
この後中世に入っていき、どこかの教会からそのまま移築したであろう天井モザイクやいろんなものが、これもまた見応えたくさんで何時間でも滞在できる気がしました。
そしてさらに最上階はギリシア・ローマの展示品となるのですが。。。喉が渇いた!お腹が空いた!眠い!もう歩けない!の子供達の要求に振り回されてあえなくギブアップ。
夫が駆け足で写真を撮ってきてくれたギリシアの陶器。
次回リベンジで今回見逃したものをまた見に行きたいなぁと後ろ髪を引かれながら博物館を後にしました。。。
館内のいたるところに置いてあったこの休憩用の革の椅子も素敵でした。
考古学好きな方は1日がかりで訪れることをぜひオススメしますよ。
Museo Arqueológico Nacional
C/ Serrano, 13
28001 Madrid
Spain
開館時間:
月曜休館
火曜〜土曜は9.30 am – 8 pm
日曜・祝日は9.30 am – 3 pm