Studio Hirayaの目標!

Studio Hirayaの目標。

世界中から器好きがこの町を訪れる。そしてそんな人達が泊まれる場所を作る!

なんてことを思い描いていたりします。

そしてそんな場所にはきっと、たくさんの陶磁器資料が置いてあるようなサロンがあるといいよね!

と考えていたりしたら、そんな目標に一歩近づく出来事がありました。

先週末、久しぶりにお友達のNさんと会ってお互いの近況などを話していたら、実家の改装を機に陶芸家のお父さんの所持している大量の陶磁器関係の本を処分するというではないですか。それはもったいない!捨ててしまうならもらいたい!とお願いしたら、本当に頂けることになりました。

ということでNさんのご実家へ。

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趣のある素敵なご実家。

着くなり早速本の選別開始!あれも、これも、これも、あれも全部頂いていいんですか〜!?と興奮を隠しきれないまま遠慮なくたくさんの本を頂きました。
地元の陶芸家の作品集、日本各地の陶芸本、茶道関係の本などなど盛りだくさん。

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Nさん、息子くん、そしてお父様に手伝ってもらいながらせっせと本を運び出しました。

早速平屋の我が家に持ち帰り、気になる本をパラパラとめくります。

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昭和39年出版の各地のやきものについての本。

pottery-books05たまらないなぁ。

これも読むのが楽しみだぁ。

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雑誌太陽 昭和50年2月12日発行

Nさん、お父さん、たくさんの本、本当にありがとうございました。

大事に使わせて頂きますね。

番外編 昭和15年出版のお菓子レシピ本がすごい!

陶器とは関係ない本ながら面白いものも頂きました。

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昭和15年初版、18年出版の「主婦の友 花嫁講座 食料品とお菓子」

洒落た洋菓子レシピもたくさん載っていて眺めていてるだけでなんだか嬉しくなります。

フレンチタフィー、シューアラクレーム、シナモンブレッド etc

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面白いのは「時局向果物応用の菓子」特集ページ。

材料不足の今日でも果物ならどこにもありますから、大いに応用しませう。砂糖も大変節約になり、時節柄これからはかういふものが一そう盛んに作られることでせう。

なんて説明の下には果物を使った色々なアイデア菓子が。

バナナの白雪、ご飯と桃の菓子、シュチュードアップル etc

残飯を利用して果物と混ぜて、というレシピが幾つか出てきています。ライスプディングのようなものでしょうか。

私が考えていた以上にこの時代の主婦たちは洒落たものを作っていたのかしら、と想像が膨らみます。

捨てられてしまうところだった本をたくさん頂けてこの上ない幸せでした。

いつかこの本がStudio Hirayaを訪れた人たちにも同じ幸せを届けますように。。。