多治見でスペイン風年末年始の楽しみ方、後編です。
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4.お正月の朝食にチュロス・コン・チョコラテを食べる
チュロスをホットチョコレートにひたして食べるチュロス・コン・チョコラテはスペインに専門店があったり、あとはカフェなどでも普通に年中食べられるスイーツですが、元旦の朝にこれを食べるのが風習のようです。
今年は3日の朝に夫が作ってくれました。
チュロスは小麦粉・水・塩・砂糖を混ぜて細長くして油で揚げます。
チョコレートはスペインで買ってきた専用のチョコレート粉をミルクで溶かしてつくりましたが、なければこんな作り方もあります。
このホットチョコレートは焦がさないようにかき回し続けることがポイント。
甘い香りにたえられず息子が鍋をかきまぜる役をやってくれました。
文句なしに美味しいチュロス・コン・チョコラテ。
https://instagram.com/p/BdfGF3tnDW1/
この時ばかりはカロリーや血糖値やそんなことを気にしないで頬張りましょう。
家族みんなが思わず笑顔にならずにはいられない、甘〜い朝食。
一年に一度のお楽しみにはもってこいですよ。
5. 1月6日に三賢者からのプレゼントを子ふどもたちに渡す
1月6日はキリスト教の公現節のお祝いの日、レジェス・マゴス。
キリストの生誕を祝いに東方から三人の王様(三賢者)が現れて礼拝をした日の記念です。
ネットで愛らしい王様の彫刻を見つけました。プエルト・リコのもの。南米でもお祝いするんですね。

三人がキリストにプレゼントを持ってきたことにちなんでスペインではこの日に子ども達にプレゼントが届きます。
朝起きるとツリーの下に王様達からのプレゼントが届いておりました。
クリスマスとレジェス・マゴス、プレゼント続きの年末年始です。
6. 1月6日にロスコン・デ・レジェスでお祝いする
クリスマス菓子に引き続き、茨城県にあるスペイン菓子工房ドゥルセ・ミーナさんにレジェス・マゴスの日に食べる伝統的なお菓子ロスコン・デ・レジェスを注文しました。
色々なパターンがあるようですが、このケーキの中には王様の人形とそら豆(陶製)が入っていて、王様が出てきた人は王様に、そら豆が出てきた人は来年このケーキを買うという、お楽しみのあるケーキです。
息子は「これは美味しそうに見えるけど美味しくないケーキだよ」と言って一口も食べませんでした。
確かに中はパサパサとしたパンのようで、いわゆるしっとりしたケーキと違ってあまり子ども受けするものではないかもしれません。スペインではパサパサ回避のためにか、リングを上下にスライスして間に(大量の)クリームをはさむバージョンもあるみたいです。
ドゥルセ・ミーナさんのケーキはそれでもスペインで食べたものより生地もしっとりしていて美味しかったです。
王様人形は娘のケーキから出てきました。
お友達と一緒に食べるときっとワイワイ盛り上がりますよ。
王様のリングケーキはこの期間限定で販売されるので興味のある方はぜひ来年試してみてくださいませ。
というわけで、多治見でスペイン風にあれこれ楽しんだ年末年始でした。これでようやく我が家のクリスマスは終わりです。また今年のクリスマスを楽しみに。。。