英国人陶芸家Steve Harrison 作品集「Pots」

多治見市図書館ならこんな陶磁器資料借りられちゃいます、シリーズⅠ

 

本日紹介したいのはこちら。

steve-harrison-pots01

英国人陶芸家Steve Harrisonの作品集「Pots」です。

コーディネーターとかスタイリストとか呼ばれる方達がよくおしゃれ雑誌で紹介しているこの独特な釉薬のポットやピッチャー、マグカップをご存知ではないでしょうか?

www.steveharrison.co.ukより
www.steveharrison.co.ukより

 

(参考までに2016年2月発売の雑誌&Premium2 「ふだんの食卓」で紹介されていたSteve Harrisonのティーポットはお値段¥291,600、ミルクピッチャー¥75,600也!)

www.steveharrison.co.ukより
www.steveharrison.co.ukより

 

釉薬に塩を混ぜたソルトグレースという技法が特徴のSteve Harrisonの作品。
彼の作品を日本に広めたのはスタイリストのソニア・パークさん。彼女のお店 Arts&Scienceで何度も個展などを開催した経緯もあるようで今回紹介する作品集もArts&Scienceから出版されています。

英国人陶芸作家スティーブ・ハリソンの初となる作品集「Pots」がA&S からリリース。同書には、作家本人が大切に保管し今まで人目に触れることのなかった貴重なコレクションや、ソニア パークが所有する選りすぐりのプライベートコレクションをほぼ実寸で掲載。長年A&Sと深い関わりを続けてきたからこそなしえた、作家活動25 年の軌跡を辿る一冊に仕上がっている。

Numero Tokyoより

ソニアさんが世に広めた、というだけでもう「おしゃれな陶器」という色眼鏡でしか作品を見れなくなっていた私。

高くてもバカバカ売れるブランド品、みたいなイメージしか正直なかったりしました。

けれどこの作品集をじっくり眺めていたら、トレンドとしてもてはやされるだけではないSteve Harrisonの作品の力強さのようなものに触れられた気がします。そして改めて彼のブランディング力とか作家のモチベーションとか彼の作品が日本でウケる理由とか、そう言ったことにまで考えを巡らせることができました。

そして自宅でじっくりとSteve Harrisonの実寸大の作品写真を眺めることができるということはかなりの贅沢であることを思い知りました。

ところがこちらの本、今のところAmazonでも買うことは出来ないようで個人で入手することはとても難しそう。

ということで興味のある方はぜひ多治見市図書館にて借りてみて下さい。

www.steveharrison.co.ukより
www.steveharrison.co.ukより